八重山旅行記 4/4


□ 4日目(6/15) 西表島と由布島観光 □


4日目。
今日は西表島へ行きます。1日ツアー等に参加するのが一般的な様ですが、飛行機の時間を気にしないといけないので、ツアーには参加せず、フリーで行くことに。

西表島の主な港は2箇所。簡単に言えば、北から行くか、南から行くかって事になるんだけど、なんせこの島、沖縄では本当に次ぐ広さらしく、1日で全部巡るのは無理っぽい。そこで、比較的短時間で観光がすみそうな(要するにあんまり見所が少ない?)南部の大原港へ。
そこでは、観光業者のワゴンが待っていて、仲間川という川を遊覧船で巡るツアー(所要時間約一時間)ならすぐにでも参加できるという。
観光案内所とかは見当たらない。港からだと島内部へ伸びる道が見えるだけ。
他に選択肢は無さそうなので、そのツアーに参加することに。
(北側の港に行けばもうちょっと賑やかだったのかも)




仲間川ツアーのスタート。船は両側にマングローブの茂る仲間川を上っていく。
残念ながら、満潮近い時間なので、マングローブの木々特有の変わった形の根は水中に没していてあまり見えない。

それにしても、島の90%以上がジャングルというだけ有って、緑が深い。
自然の中に分け入っていく感じです。


しばらくマングローブについての説明(マングローブって木の名前では無く、この種の木々が生えている地帯の総称なのだそうだ)を受けつつ、川をさかのぼる。
30分ほど進んで、折り返し地点、ここで、一旦上陸します。



ここにはサキシマスオウという木の樹齢400年という大木が有りました。他のマングローブの木々同様、変わった根を持っているのが特徴。

この辺りの湿地帯は、土壌の空気が少ない為、根を深く張れない。そのため、根が上に伸びて木を支えるのだという。
マングローブというと思い浮かぶタコ足のような根も、根を深く張らずに気を支える工夫だそうだ。
自然ってすごい。。


仲間川の遊覧船観光を終えて、まだ帰りの船の時間まで3時間くらい有る。
観光業者に3時間で周れるところが無いか尋ねると、由布島へなら3時間位で行って来れるらしい。

レンタカーを借りて、行ってみることにした。
30分ぐらい走ると由布島へ渡る水牛車の発着場所が有った。
ここで、車を降りて、浅瀬を水牛車で渡る。




水牛車は十数人の大人を乗せたとても重そうな客車を力強く引いていました。
由布島まではおよそ10分。
潮風が当たって気持ちよい。

でも、ちょっとかわいそうかも。



私達を運んでくれた「由美」ちゃん

由布島は1周30分程のとても小さい島で、島内は熱帯植物園になっている。
レストランや売店もあり、よくある田舎の観光地といった雰囲気。

ヤギやニワトリ、ダチョウ、リスザルなどの動物もいた。子供連れには良いかも。
あまり時間の無い私達は、島を足早に一周して戻ることに。
帰りももちろん水牛車。
隣の水牛車から聞こえてくる三線の音色と歌声が、なんとも言えないマッタリムードにさせてくれる。



ガジュマロの木


そろそろ時間なので、途中砂浜に寄り道したりしつつ、車を返し、船で石垣島へ。
有名なイリオモテヤマネコにはお目にかかれませんでした。
夜行性で全島でも100頭位しかいないらしいので、地元の人でも滅多にお目にかかれないらしい。


石垣島にもどり、空港に行く前に最後の昼食。
最後はやっぱり、八重山そば。離島桟橋の近くのそば屋で食事。
うーん、この店も美味い!!
地元にも八重山(沖縄)そばの店出来て欲しいなぁ・・・誰かいませんか?

最後の食事も終わり、帰路へつきます。
今回の旅行はまだ梅雨時ということもあり、マリンレジャーよりも観光が主体になりました。
これはこれでよかったのですが、次回は竹富島辺りで数日間のんびり過ごす八重山旅行も良いかも。
でも、小浜島や波照間島、黒島など、今回行けなかった島もあり、次回ものんびりってわけにはいかなそうだ。うーん、八重山って奥が深い。

航空会社のバーゲンチケットを上手く利用すれば、結構安く上がりそうだし、これからは目指せ八重山通ですね。



− 八重山旅行記 完 −


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